今回は2023年12月にNHKでドラマ放送が決定した「デフヴォイス~法廷の手話通訳士~」についてご紹介します。
ドラマは12月16日に前編、23日に後編が放送予定。
韓国映画化も決定している手話通訳士が主人公のミステリー物語が原作です。
ミステリーとなるとネタバレや結末がどうなるか気になる方も多いのではないでしょうか?
当記事では原作のネタバレや、最終回がどうなるのか気になるところを紹介していきます。

ドラマ「デフヴォイス」の原作ネタバレ!結末はどうなる?
【草彅剛主演『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』】
— 本の話@文藝春秋BOOKS (@hon_web) May 16, 2023
コーダが語る“葛藤”「両親の耳が聴こえないと誰にも知られてはいけない」と…#デフヴォイス#丸山正樹 #文春文庫#草彅剛https://t.co/jcD1zgIDCm
日本のドラマ化だけでなく韓国での映画化も決定している人気作品ですが、原作の結末はどのように迎えるのでしょうか。
「デフヴォイス」原作の結末は事件解決とろうへの理解
デフヴォイスは主人公・荒井尚人が手話通訳士となり、関わった事件の真相を暴くようになっていく…といミステリーになっています。
それは17年前に起きた殺人事件と、荒井が法廷通訳を請け負い始めてから起きた二つ事件が複雑に絡み合っていたのでした。
主人公の新井はろう者ではないものの、家族の中で唯一耳の聞こえる「コーダ」であるが故、感じていた寂しさや悩みを抱えています。
ミステリーとしてもレベルが高く、うまくろう者への理解を求め、救いのあるラストへと導かれています。
以下、ネタバレ注意!
ろう児施設「海馬の家」の理事長の能美和彦が何者かに刺され死亡という事件が発生します。
荒井はこの事件の法廷通訳を依頼され、17年前に能美和彦の父である隆明も「海馬の家」で同じように刺されて亡くなった事件を思い出しました。
能美隆明を殺害した「海馬の家」の利用者の父・門奈哲郎は当時自首しており、すでに服役・出所済み。
現在は行方が分からなくなっており、今回の事件の重要参考人となっていました。
門奈もまたろう者だったため、当時警察官だった主人公・荒井が取り調べを通訳をしていました。
この時、門奈と家族の面会に立ち会った際、門奈の次女に手話で「味方なのか敵なのか?」と問われたことを荒井はずっと忘れていませんでした。
門奈の次女の質問は荒井に対し「聞こえる」のか「聞こえない」のかということ…?
門奈はNPO法人フェロウシップの代表・手塚瑠美という女性に匿われていることを偶然発見した荒井。
荒井は事件への関与を問いかけますが、否定されます。
門奈に娘の行方を尋ねても、娘は1人しかいないと言うばかり。
調べてみると、17年前に2人いたはずの娘の存在が1人になっているのです。
そして門奈を匿っていた瑠美が、昔荒井に手話で問いかけてきた門奈の次女であることに気がつきます。
幼い頃、門奈に問いかけた質問はもしかしたら自分と同じ「コーダ」なのか?という意味だったのかもしれません。
17年前に理事長を殺害した真犯人は…
17年前、理事長殺害時に犯人は警備員の声を聞き逃げていたことが判明。
門奈はろう者のため警備員の声が聞こえるはずがなく、次女は荒井と同じコーダ、つまり聴者です。
次女は理事長からから姉・幸子が性的虐待を受けているのに気がつき、理事長を殺害を決意し決行してしまったのでした。
次女をかばうため、門奈は自ら出頭していたのです。
さらに戸籍から消すために次女を手塚家へ養子に出し、次女は手塚瑠美として幸せに生きていました。
しかし、瑠美は理事長の息子・和彦に見つかり当時の事件について脅されていました。
今度は幸子が瑠美を守ろうとして和彦を刺してしまうというのがこの事件の真相だったのです。
真相判明後に…
瑠美は政治家・半谷との結婚式で両親への手話で挨拶をしました。
自分の過去の罪、また幸子の罪の告白、育ての親である手塚夫妻へ感謝を伝えた瑠美。
式の後に幸子は逮捕され、瑠美は時の流れや事件背景、当時の年齢(10歳)などが考慮され罪に問われませんでした。
瑠美の夫は政治家のためスキャンダルになるのではと危惧されましたが、「彼女を守る」と荒井に伝えました。
最後に荒井は幸子の法廷通訳を務め、彼女の意思を伝えようと改めて誓うのでした。
ドラマ「デフヴォイス」の原作ネタバレ!詳しいあらすじは?
丸山正樹先生の『 デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(文春文庫)が韓国で映画化決定! シリーズ続編の『龍の耳を君に』『慟哭は聴こえない』(ともに創元推理文庫)『わたしのいないテーブルで』(四六判並製)もどうぞ。https://t.co/eMBx8H5zKi#デフヴォイス#映画化 https://t.co/jpb7nYuCEn pic.twitter.com/sm6mpjzlpa
— 東京創元社 (@tokyosogensha) May 15, 2023
ろう者コミュニティからも大きな注目を浴びている今作。
原作のあらすじを詳しく紹介します。
原作の詳しいあらすじ
主人公の荒井尚人は、聴覚障害を持つ両親から生まれた子で家族の中で唯一耳の聞こえる「コーダ」でした。
家族の中で自分だけ耳の聞こえる環境で物心ついた時から、疎外感や孤独感を抱きながら育ちます。
仕事に結婚も失敗し心を閉ざしていた荒井でしたが、法廷手話通訳の仕事を紹介され「コーダ」であることを活かし、引き受けることになり…
ドラマ「デフヴォイス」原作との違いを考察
ドラマの放送はまだ開始されていないのであくまでも考察ですが、原作との違いは少ないと思われます。
ミステリー作品でありながらヒューマンドラマでもあるこの作品で、ろう者など難しい役をどう演じるかも楽しみですね!
またろう者コミュニティからの注目も浴びている、またミステリーとしても伏線回収が上手い作品を改変することはデメリットしかないはず。
原作に忠実にろう者や中途失聴者、聴者そしてコーダとの関わり合いを丁寧に描いてほしいなと筆者個人的には思います。
ドラマ「デフヴォイス」の原作ネタバレ!登場人物とキャストは?
購読してる、読売中高生新聞に
— エリンギ (@eringoSMAP) September 23, 2023
つよぽん載ってた〜!!
「クソ野郎」ってセリフを
手話で練習してたんだってー。
ミステリー作品なのも興味深い。#草彅剛#デフヴォイス#クソ野郎に反応しがち pic.twitter.com/JEXw2F884L
難しい役どころが多くなる本作。
デフヴォイスのキャストを紹介していきます。
主人公 【荒井尚人】草彅剛
🤩嬉しいお知らせだ❣️
— あっき〜 (@akichan_map1) May 16, 2023
📺【#デフヴォイス #法廷の手話通訳士】
感動の社会派ミステリーをドラマ化🌈
つよぽん💛おめでとう🎊
難しい役どころだけど…
また違う役者 #草彅剛 のチャレンジ🌟
今から作品が凄く楽しみ🥰
2023年の冬が待ち遠しい🤗#デフ・ヴォイス #草なぎ剛
https://t.co/SaBdIv9MN1
聴覚障がい者の両親、兄をもち、幼いころから周りと家族の通訳をしていた。
43歳で元警察官。
生活のために手話通訳士となる。
そんな難しい役どころを高い演技力を持つ草彅剛さんが演じます。
【手塚瑠美】橋本愛
「桐島、部活やめるってよ」で東原かすみを演じていた橋本愛さんが美し過ぎる…🫧🌹 pic.twitter.com/X0gSeav8sm
— 澄蓮 (@sumire93149182) November 1, 2023
NPO法人フェロウシップの代表で手塚ホールディングスの令嬢。
尚人に法廷手話通訳を依頼する。
手塚瑠美もまた、荒井と同じコーダという環境で育っていました。
悲しい過去を背負う、これまた難しい役どころとなります。
【安斉みゆき】松本若菜
最近さらに人気が出てきている感のある松本若菜さん。最近ファンになった人には『愚行録』の松本若菜さんを味わってほしい。演技の巧さと共にあまりの恐怖で絶望の淵に追いやられる事必至です pic.twitter.com/snVFfQoBou
— 背 骨 (@sebone_returns) October 31, 2023
荒井が交際している女性。
バツイチで娘が一人いおり、交通課の警察官。
その他の人物
【門奈哲郎】(キャスト未発表)
17年前ろう児施設の理事長を刺し逮捕され、警察官だった荒井が取り調べの通訳をしたろう者の男。
【能美孝明】(キャスト未発表)
ろう児施設の元理事長で、17年前に門奈に刺され亡くなる。
【能美和彦】(キャスト未発表)
孝明の息子で34歳。
ろう児施設の理事長を勤めていましたが、何者かに刺され亡くなる。
【何森稔】を演じるのは遠藤憲一さん。
17年前の事件と今回の事件が関係しているのでは…と気づく。
デフヴォイスの原作ネタバレ!ドラマ最終回・結末どうなる?まとめ
様々な面から注目の集まっている今作品。
ろう者が題材であり今の時代でどのように表現したり世界観を作り上げていくのか、実力あるキャストさんがどのように演じて内容を細かく伝えていくのかとても楽しみな作品ですね!
ミステリー面だけでなく人と人が織りなすヒューマンドラマとしても期待ができますので、気になる方は是非ご覧ください!
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